一面灰色だった世界が一転して、色鮮やかな世界・景色になる「春」。
新しい門出に向かう寂しい別れの季節という側面もありますが、
筆者は、日に日に暖かさが増し、色鮮やかになる景色にわくわくし、体のうずうずが止まりません(笑)
わんちゃんがご家族にいる方にとっては、日々の日課であるお散歩がより一層楽しくなる時期になりました。
ということで今回は、津和野で現役の観光ガイドを務める筆者が、
春の津和野おすすめお花見スポットをご紹介していきたいと思います!
- 津和野観光を楽しみたい方
- インスタ映えする写真を撮りたい方
- 愛犬とお花見を楽しみたい方
津和野観光が初めての方には、こちらもおすすめです!
津和野大橋周辺:サクラ並木、芝桜、菜の花
津和野のスクランブル交差点に接する津和野大橋。
百景図にも残るこの橋がかかる津和野川沿いには、たくさんの桜が植えられていて
津和野の一番の桜の名所といわれています。
タイミングがあえば、桜とSLやまぐち号とのコラボ写真も撮影することができます。
ちなみにSLやまぐち号が走る土日と桜が満開の日には、
たくさんのカメラマンさんが訪れる撮影スポットになっています。
目が飛び出るくらい高額なカメラを持っている人が多いので、
わんちゃんと一緒にお花見をする場合はカメラにご注意を…!
桜の咲き始めと同時に夜のライトアップも始まるので、
津和野に宿泊される方は夜桜もお楽しみいただけます。
2024年の夜桜ライトアップ情報は、確定し次第、こちらに追記いたしますね。
鷲原(わしばら)八幡宮:サクラ
津和野にある一番古い神社である「鷲原八幡宮」。
毎年4月の第一日曜に行われる流鏑馬(やぶさめ)神事の舞台である馬場にもたくさんの桜があります。
桜の花びらがひらひらと舞う中を、馬にのって颯爽と走り的を射る姿は、とても幻想的です。
流鏑馬神事の当日は、残念ながら犬連れNGとなりますが、
それ以外の日ならわんちゃんと自由に散策を楽しめるおすすめの場所です。
鷲原八幡宮の詳しい情報は、下の記事からよければどうぞ。
永太院(えいたいいん):枝垂れサクラ
津和野の地元住民の中で”すごくきれい”と言われているのが、永太院にある枝垂れ桜です。
普通の桜よりも少し早めに咲き始め、そして満開を迎えるため、
津和野大橋周辺の桜を見にきて “まだ早かったかな?” という場合には、ちょうどこちらが見頃です。
この桜、非常に古い株なので、年々花数が減ってきている印象がありますが、
それでも元が大株なだけあって、今でも非常に見応えがあり、感動すること間違いなしです!
知る人ぞ知る、隠れお花見スポットですが、この桜がある永太院はお寺さんなので、
わんちゃん連れで訪問する際はマナーパンツなどの着用をお願いします。
枝垂れ桜の先には、非常に珍しい形をした津和野藩最後の藩主である亀井家のお墓があるので
少し足を伸ばして探検してみるのもおすすめです。
道の駅 津和野温泉なごみの里 周辺:サクラ並木
津和野の町中からは少し外れますが、
道の駅 津和野温泉なごみの里の周辺に桜並木も、筆者がいつも”綺麗だなぁ”と思う桜の名所です。
キャンピングカーでわんちゃんと旅行を楽しまれる方には一番おすすめの桜の名所です。
歩く人も多くないので、人目を気にせずゆったりとわんちゃんとのお花見散歩が楽しめます。
津和野城跡 城山(しろやま)と嘉楽園:サクラ
アクティブなわんちゃんがパートナーなら、楽しい登山はいかがでしょうか?
ここでご紹介する津和野城跡 城山は人も少なく、新たに芽吹いた木々に癒されながら
ゆっくりとお花見を楽しむことができます。
早朝に登ると、運が良ければ雲海をみることができます。
なかなか味わうことのできない絶景なので、ご興味のある方はぜひトライしてほしい。
春ではなく秋の城山になりますが、雲海を撮影した動画を貼っておきますので、参考にどうぞ。
登山はちょっと・・・という方には、山頂の手前までいけるリフトの利用が可能です。
別途リフト代がかかりますが、登山するよりもよりお手軽に楽しめますよ。
※わんちゃんが完全に入るゲージ等をお持ちであれば、わんちゃんも一緒にリフトを使用できます。
乙女峠:新緑の木々とサクラ
山といえば、津和野には大きく3つあると筆者は思っておりまして…
一つは津和野のシンボルである「青野山」、二つ目が先ほどご紹介した「津和野城跡 城山」、
そして最後の三つ目に「乙女峠」です。
津和野藩の御息女がお亡くなりになり、乙女峠の入り口にあるお寺さんにお墓が作られたことから
もともとは「乙女山」と呼ばれていました。
そのため、峠というよりもちょっとした山道ぐらいな感じなのですが、
道中は非常に高い木々に囲まれていて夏でも涼しく、わんちゃんにはとっても快適な空間です。
日本でも数少ない聖母マリア様が出現された地としても有名で
毎年5月3日に開催される「乙女峠まつり」の終着点になっています。
番外編:『春』の津和野が満喫できるおすすめスポット
ここまでわんちゃんと楽しめる津和野の桜の名所スポットをご紹介してきましたが、
この他にも『春』の津和野を楽しめる場所があります。
これからご紹介する場所は、桜ではない春のお花やわんちゃんと一緒にはいけない場所ですが
機会があれば、ぜひ一度訪れてみてくださいね。
番外編1:丸山公園 ツツジ
津和野にある3軒の造り酒屋内のひとつである「財間酒場」を過ぎてさらに奥へ進むと
こんもりとした小山が見えてきます。
これが「丸山公園」です。
元々は、津和野藩主である亀井家の分家の庭園の一部だったそう。
ツツジといえば赤や濃いピンク色の花が思い浮かびますが、丸山公園のツツジは薄いピンク色。
透き通った花びらがとても綺麗です。
丸山公園は嬉しいわんちゃん連れOKで、例年5月中旬ごろに満開を迎えます。
番外編2:麓郷(ろくごう)つつじの里 ツツジ
津和野の中心街から離れ、国道9号線に乗ってお隣の益田市へ向かう途中にある「麓郷地区」。
こちらにはつつじの群生地があります。これぞまさに「つつじの里」といったところ。
もちろんわんちゃん連れOKで、麓郷つつじの里のツツジは5月初旬に満開を迎えます。
毎年のゴールデンウィークには、地元の有志の方たちによる鯉のぼりがあげられ
青い海(空)を優雅に泳ぐ鯉と、赤いつつじが咲き乱れる様子は
津和野の春の風物詩のひとつにもなっています。
番外編3:森鷗外記念館 サクラ(わんちゃん不可)
”桜”といえば、一番有名なソメイヨシノ、景色を彩るカワザクラ、ヤマザクラと、
その種類は100以上と言われていますが
筆者が津和野に来て “この桜、すごく可愛い!” と思った桜が
森鷗外記念館の敷地内に植えられている「舞姫(まいひめ)」という名の桜です。
八重咲きのピンクの花びらが、宙を可憐に舞うドレスのようにみえて、
森鷗外の代表作のひとつでもある『舞姫』を思わせる、そんな素敵な桜です。
実は津和野大橋周辺の桜並木に、この「舞姫」が1本植えられています。
さて、どこにあるでしょうか…? よければ、探してみてくださいね。
番外編4:堀庭園 新緑の木々とサクラ(わんちゃん不可)
津和野の定番観光スポットのひとつである「堀庭園」。
一番は『秋』の紅葉シーズンですが、『春』の新緑シーズンもおすすめです。
庭園の中には池があり、池に映る桜がまた、堀庭園の美しさを表しています。
残念ながら、堀庭園へは犬連れで入れません。
別途入園料も掛かりますが、景色は本当に綺麗というよりも美しいです。
さらに番外編:徳佐八幡宮 しだれ桜(津和野町外)
もし、津和野まで桜を見にきたのなら、もう少しだけ足を伸ばして
お隣の山口県阿東徳佐にある「徳佐八幡宮」もぜひ立ち寄っていただきたい桜の名所スポットです。
本殿に続く参道はたくさんのしだれ桜並木となっています。
わんちゃんと桜を一緒に写真に撮ろうとすると、一番難しいのが高さになるのですが
こちらはしだれ桜のため、わんちゃんと桜が同じ高さにあり
とっても可愛い写真が撮れちゃうんです。ぜひお試しあれ!
『春』の津和野 桜の名所スポット まとめ
・『春』の津和野 おすすめ桜の名所スポットは全部で10箇所
・犬を連れて、無料で見ることが可能(森鷗外記念館と堀庭園は除きます)
・桜の見ごろは、例年3月中旬ごろ
今回は、『春』を満喫できる津和野の桜の名所スポットを紹介いたしました。
わんちゃんを連れて行ける場所となっていますので、思い出作りにぜひ訪れてみてくださいね。
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